それは、「とにかく困った」としか言いようのない経験でした。
元々そんなにダイエットの必要な体質でもないので、逆に経験がなく知識も不足していたのです。
女性で155センチ、骨格も標準的で53キロというのは、これは実際のところどうなんでしょう?

確かに大食いの自覚はありました
当時、22歳でしたが、この体重で身体が重いと感じて仕方なかったのです。
20代のダイエット失敗の体験談と原因
当時の私というか、今ほど正しいダイエット知識がなかった時代だったので、とにかく食べ物を減らして運動量を上げる、これしか考えつかなかったのです。
朝から夜まで少ない食事、ダンスを始めた

なのでまず食べ物に関しては、朝はサラダとコーヒー、昼は大学でコーヒーだけかもしくは軽くパン1個にサラダ、夜は自宅でヨーグルトに副菜少し程度の食事でした。
当時は大学に行ってましたが、実技授業が多く、身体を動かすということは日常茶飯事でした。座学のほうが少ないくらいだったのです。
加えて、ダイエットするには「運動をしなくては」と思いました。ですが、スポーツ関係は苦手だったので、ダンス教室に通うことにしました。
2週間で停滞期になり体重が減らない状態に
最初はこれで、体重が落ちてくれました、空腹が辛いことはあっても、でも体重が落ちていくのでそっちが嬉しくて、気にしないようにしていました。
しかし2週間位で体重は動かなくなったのです。だけでなく、増え始めてしまったのです。
意味がわからりませんでしたが、でもこれ以上食事を減らしたらマズイ、というくらいの知識はあったのが幸いでした。

実際一緒にやっていたクラスメートは、食事を減らしすぎて倒れたものです
食事の不足がダイエット失敗の原因だった

こうなると自力での解決は難しいので、誰かに相談をと思い、ダンス教室の先生に相談してみたのです。
一言で言えば、笑われました。
運動のし過ぎに身体の使いすぎ、そして食事の不足では体重は増えると言われたのです。
少ない食事で何とか体力をキープしようと、身体は食事の全部のエネルギーを吸収してしまうというのです。
そして運動のために筋肉がつけば、結果体重は減るどころか増えると言われたのです。

目からうろこでした
運動するなら、食事をきちんと取ることが大事

闇雲に、ダイエットに直接役立つだろうという方法を、何も考えずにやってしまったのが、失敗の原因でした。

運動するならもちろん、その分のエネルギーは確保しなくては、身体が持ちません
なので食事は減らしすぎず、多すぎずを心がけて、運動をし続けるなら特にタンパク質の摂取は必須だったんですね。
またダイエットという言葉を「体重を減らす」と言う意味で使ってしまったのも、失敗の原因でした。
筋肉は脂肪よりも重いので、同じ体型の人なら筋肉質の人のほうが体重が重くなる、これを知らなかったのです。
筋肉をうまくつければ基礎代謝も上がって、太りにくい身体になります。しかし体重自体は、増える可能性もあるということです。
この後運動量はそのままに、有酸素運動を心がけて、食事はドカ食いはしないまでも足りなくはならならない程度の量を取るように気を配りました。

結果、体重は50キロで身体は重くなく、引き締まった状態になってくれたのです
この本当に適度な有酸素運動と足りなくない食事は、その後も私の重要なダイエット法になっています。
参考になれば幸いです。